【レポ】一等無人航空機操縦士への道のり~操縦練習と実地試験編~

ドローン

こんにちは!
先日一等無人航空機操縦士(ドローン)の実地試験を受けて、無事合格することができました!
今回はドローンの実地試験合格に向けて練習で意識したことをまとめてみました。
これから試験に挑戦する方や練習中の方の参考になれば嬉しいです!

プロポの持ち方

プロポはおへその辺りにくっつけて固定するように持つと安定し、腕が疲れにくくなります。リラックスして持つといい感じ!
また、ついつい指先に力が入ってしまいがちですが、指の力はほぼ不要です。かる~く操作する方が細かく操作できますよ。
試験の実機(Phantom4)で練習できる場合は、室内練習のときはプロポのスティックを大きく動かさず細かく操作することを意識してください。

飛行練習

一等の飛行練習はGPSオフのAモードで飛行します。
Pモードとは違ってAモードは自分の意志でドローンを操作しないと機体がフラフラ飛んでしまい大変危険です。
必ず周囲の安全を確認してから飛行を行ってください。

ドローンはゆっくりと正確に飛ばすことを意識して練習するが上達への近道だと思います。一等合格に向けて頑張ってください!

また、飛行練習に夢中になっていると時間を忘れてしまいがちですがこまめな休憩が大事。
適度にリフレッシュしながら飛行中集中力が切れないように操縦しましょう!

ホバリング

飛行練習で一番重要なことはホバリングです。
ドローンを前後左右に向けてのホバリングをしっかり練習しました。
1方向を1分ずつ。
慣れてきたら1方向3分ずつのホバリングを繰り返します。
Aモードでのホバリングは思ったよりも疲れますが、ホバリングは基本中の基本。
4方向のホバリングが難なくできれば試験を制したも同然です!!
同じことの繰り返しは飽きてしまうかもしれませんが、感覚をつかむまでホバリングをしっかり繰り返してください。

慣れてきたら扇風機やサーキュレーターなどで風を起こしてホバリングします。

※特にドローンが自分と向かい合う方向のホバリングが苦手な方が多いようです。しっかり練習しましょう!

回転

ドローンを左右の方向に円を描くように回転させます。
ゆっくりとした動きでいいので、しっかりと円を描いて飛ばせるように練習しましょう!
モード2の場合は右手はゆっくり前進、左のスティックで方向を操作します。風がない場所では右手は前進のまま動かさずに固定し、左のスティックだけの操作で円ができますよ。
安全な場所でしっかり感覚をつかんでくださいね。

前進

ドローンをまっすぐ前進させる練習です。
GPSがオフなので、操作しないと機体が思わぬ方向へフラフラしまう事も…!
前後左右、どの方向にもまっすぐ飛ばせるようしっかり練習しましょう!

実地試験ってどんな事をするの?

一等の実地試験の飛行は3種類でした。(今後変更があるかは不明です)

全てに共通するのは飛行前の安全確認です。

前後左右、上空、足元の安全を指差し確認。
プロペラを回転させ、プロペラに問題がないことを確認。(回転数と音)
安全の確認ができたら機体を離陸させる。

実際に私が受けた実地試験内容は記録としてメモを残しておくので、下手くそな絵と共にそれぞれの内容をご覧ください。

スクエア

ホームから離陸後、高度1.5m地点で5秒ホバリング。
機首をAに向けて前進し、A到達を報告。
機首をBに向けて前進し、B到達を報告。
機首をCに向けて高度3.5mまで上昇しながらCへ移動し、C到達を報告。
機首をDに向けて高度3.5mのまま前進し、D到達を報告。
機首をEに向けて高度1.5mまで下降しながらEへ移動し、E到達を報告。
機首をAに向けて前進し、A到達を報告。
機首をホームに向けて前進し、到達を報告。
安全の確認をしてから着陸し、プロペラの回転が停止したことを報告。

スクエアはドローンをまっすぐ飛ばすことができれば比較的簡単です。
試験日は風向きを意識しながら操縦しました。

ピルエットホバリング

高度3.5mで試験員の指示する方向へドローンを1回転させる。
早すぎても遅すぎてもNGなので、約20秒/周を目安に回転させるようにする。

風の影響で流されやすいので、ドローンの向きと風の方向を意識しながら回転させるように気を付ける。

私が一番難しいと感じたのはピルエットホバリングです。
練習のコツは、ドローンを動かしたい方向を呟くこと!
右に行かせたい場合は「右右右…」後ろの場合は「うしろうしろ…」という具合に、ひたすら小声で方向を呟きながらドローンの位置を調整しました。
室内だとドローンを1回転させるのなんて簡単!と思いますが、風が吹くと一気に難易度が上がります。
ピルエットホバリングがうまくいかない方は、是非動かしたい方向を呟くことをやってみてください!

8の字

高度1.5mの位置に上昇させ、試験員が指示する方向にドローンを8の字に動かす。
2~3周したところで、試験員より緊急着陸の指示が出るのでホームに戻る。
安全の確認をしてから着陸し、プロペラの回転が停止したことを報せる。
※緊急着陸指示後は中央の減点区画を突っ切ってホームに戻ってOK

風の方向を読みながら、減点区画にドローンが侵入してしまわないよう注意!
円の中心に少し機体を傾けることを意識するといい感じに8の字に回れます。
円と円が重なる場所では、機体がちょうど正面を向くよう意識することが大事!
大回りすると風の強さによっては外側の減点区画から一気に不合格区画に流されてしまう可能性があるので、風を読みながらできるだけ小さな円を描くことを意識してください。

試験を受けての感想

都内在住でドローンを屋外で練習する初めての日が試験当日。
とても不安でしたがスクールや自宅での室内練習を重ねた結果、無事試験は一発合格することができました!
勝因は4方向のホバリングをしっかり練習したことだと思っています。

室内で円を描く練習中に防護ネットにPhantom4を絡ませる事故を起こしたこともありましたが、スクールや自宅での練習を重ね操作に自信を持つこともできるようになりました!
(事故を起こした際もスクールの講師は嫌な顔ひとつせず神対応でした。本当にありがとうございます。因みに防護ネットはズタボロになりました。。)

自宅での練習に使用したのはトイドローンですが、方向感覚をつかむ練習にはちょうど良かったです。
Amazonや楽天で4~6000円ほどでトイドローンを購入できるので練習用に1機持っておくといいと思います!サイズも小さくて可愛いですよ!!

これから一等無人航空機操縦士の国家資格を目指す方の参考になれば嬉しいです。

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