大阪といえば“粉もん”の街。その中でもたこ焼きは、ふわとろ食感で誰もが大好きなご当地グルメ!
観光でも外せないスポットですよね。今回は行列必至の人気店を中心に、「地元民・旅人にも大人気」の5店をご紹介します。
この記事を読めば、大阪旅行で外さない“たこ焼き巡り”ができちゃいます!
あべの たこやき やまちゃん【天王寺・あべの】

「あべの たこやき やまちゃん」は、朝4時から4時間かけて鶏ガラと季節の野菜・果物十種類以上を丁寧に煮込む”秘伝スープ”を生地に練りこんでいる点が最大の魅力です。例えば玉ねぎやキャベツ、季節のパイナップルやリンゴなどを使ったスープを、昆布とかつお出汁とブレンドした生地は、口に運ぶとふんわりとした優しい甘みと深い旨味が広がり、それだけで十分に完成された味わい。表面は特注の厚い鉄板と職人の強火手焼きによってカリッと香ばしく、中は驚くほどトロトロに仕上がっています。そのため「素焼き」でいただくのが一番美味しいと人気で、特に出汁の旨味が余すことなく感じられる一品です。ミシュランガイド・ビブグルマンにも選出された実力派で、素材の良さを生かした丁寧な調理が多くのファンを引きつけています。地元・天王寺を訪れたら必ず味わいたい逸品です。
公式サイト:https://takoyaki-yamachan.net/
たこ焼道楽 わなか 千日前本店【なんば】
なんば・千日前にある「たこ焼道楽 わなか」は、60年以上続く老舗で、もともとは寿司屋や菓子屋として開業。その軒先で始めたたこ焼が、地元の人々に長く愛され、今では全国的にも有名な名店になりました。わなかのたこ焼きの美味しさの秘訣は、生地の素材から焼き方まで徹底したこだわりにあります。きめ細やかな粉と旨味豊かな出汁、ほどよい塩気を計算し尽くし、さらに熱伝導率の高い銅板での強火焼きによって、表面はカリッと香ばしく、中はふわとろに仕上げます。特に、タコを投入後に再び生地を追い足す“追い生地”の技術が、とろける食感を生む秘密。焼き始めにはネギを先に焼くことで香りを引き出すなど、焼き師の技術も光ります。トッピングも多彩で、ソースマヨやネギ塩、だし醤油、釜炊き塩などが選べる「おおいりセット」は一皿で4種類の味を楽しめ、飽きずに何度でも通いたくなる魅力があります。ミシュラン・ビブグルマンにも選ばれ、芸人御用達としても知られる一押しの一杯です。
はなだこ【梅田】
JR大阪駅のすぐ近く、新梅田食道街にある「はなだこ」は、立ち食いスタイルで手軽に本格的なたこ焼きが楽しめる人気店です。いつ訪れても行列が絶えない理由は、独自のこだわりが詰まった“とろふわ系”たこ焼きにあります。まず注目すべきは、プリプリ食感が魅力の「生タコ」を使っていること。加熱しても縮みにくく、しっかりとした歯ごたえと旨味が感じられ、他のたこ焼きとは一線を画す存在感を放っています。そして、生地には出汁がしっかり効いており、ソースをかけなくても美味しいと評判。さらに「はなだこ」ならではの名物メニューが、山盛りの刻みネギとたっぷりのマヨネーズをトッピングした“ネギマヨたこ焼き”。口の中でふわっと広がる熱々のたこ焼きに、シャキシャキのネギがアクセントとなって、最後まで飽きずに楽しめます。大阪の玄関口に位置するアクセスの良さも魅力で、観光やビジネスの合間にも立ち寄りやすい、まさに“梅田のたこ焼き代表”です。
食べログ:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27012248/?msockid=0a06e53a663a65931b28f6a7674664a7
甲賀流 本店【心斎橋・アメ村】

アメリカ村の中心地に位置する「甲賀流 本店」は、創業50年以上の歴史を誇るたこ焼きの老舗。昔ながらの屋台スタイルを残しつつ、現在は観光客や地元の若者にも愛される名店としてその名を馳せています。最大の特徴は、なんといっても7種類の出汁をブレンドした生地。複雑で奥深い味わいがあり、ひと口食べるだけで風味の違いを感じられます。タコは小ぶりながら旨味がしっかりと詰まっており、生地との一体感も抜群。焼き上がったたこ焼きには、濃厚なオリジナルソースとマヨネーズ、そしてかつお節と青のりがたっぷりとかけられており、昔ながらの“これぞたこ焼き!”という王道の味わいが楽しめます。また、人気メニュー「ねぎポン」は、大量の青ねぎとポン酢を合わせた爽やかな風味が特徴で、暑い日にもさっぱり食べられる一品です。若者の街・心斎橋で、老舗の伝統を守りつつ進化を続ける甲賀流は、大阪の粉もん文化の底力を感じさせてくれる名店です。
公式HP:https://kougaryu.jp/
たこ焼き十八番(TAKOYAKI JUHACHIBAN)【西中島南方】

大阪・西中島に本店を構える「たこ焼き十八番」は、サラリーマンにも観光客にも根強い人気を誇る実力派のたこ焼き専門店です。
最大の特徴は、これでもかというほど生地に混ぜ込まれた“天かす”の量。焼き上がると外はサクサク、中はとろっとろ、香ばしさが段違いの食感が楽しめます。
生地自体はしっかりと出汁が効いていて、タコもプリッと弾力があり、口に入れた瞬間に広がる旨味の相乗効果がクセになる味わい。さらに、ソースだけでなく塩や醤油などのバリエーションがあり、何度訪れても新しい美味しさに出会えます。
価格も手頃で、学生や家族連れでも気軽に楽しめるのが嬉しいポイント。西中島だけでなく、関西を中心にチェーン展開しており、どの店舗でも安定したクオリティのたこ焼きを味わえるのも魅力です。観光で訪れるなら、本店で味わうのが特におすすめ。庶民派ながら実力は折り紙付きの、間違いない一店です。
公式HP:たこ焼十八番:「一球一魂」大阪名物たこ焼十八番の株式会社ディアサンズ
さいごに
大阪旅行で外せないグルメといえば、やっぱりたこ焼き。
今回紹介した5店舗は、それぞれにこだわりや魅力が詰まっていて、まさに“大阪ならでは”の味を楽しめる名店ばかりです。出汁にこだわった優しい味わいや、生タコを使った贅沢な食感、トッピングのアレンジが楽しい一品まで、たこ焼きといってもそのスタイルはさまざま。
食べ歩きをしながら「自分の好きな味」を探すのも、大阪旅の醍醐味です。たこ焼きはカジュアルだけど、奥深い。だからこそ、大阪の食文化の顔として、今も多くの人に愛されているんだと思います。
この記事が、たこ焼きをもっと美味しく、もっと楽しく味わうきっかけになったら嬉しいです。
ぜひ次の大阪旅行では、あなたも「お気に入りのたこ焼き」を見つけてみてくださいね!
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